ダブルコンフィー
消臭の原理
香水の原料となる香料の中にmusk(ムスク)やcivet(シベット)と呼ばれる香気成分があります。 これは動物性香料の一種でムスクは麝香鹿(ジャコウジカ)、シベットは麝香猫(ジャコウネコ)から採取できるものとして有名です。どちらも生殖器の近くにある麝香腺分泌物です。

この分泌物には独特のにおいがあり、特にジャコウネコの分泌物は顔をそむけたくなるような糞尿臭がします。
しかしこれを他のエッセンスと混ぜると素晴らしい芳香となって、これまでも様々な有名ブランド香水の原料となってきました。

このたび発売になった『ダブルコンフィー』はこのジャコウネコの分泌物と相性のよい香料を50種類以上ブレントさせて香りを作り上げました。
手法としてはジャコウネコの分泌物を少なめに配合し、他の良い香りの香料を通常の香水より強くしました。

こうすることで「介護や医療現場で髪や衣服に付着したニオイ」や「腸の疾患による排泄臭」や「強い体臭」と混ざり合った時に、
ちょうど良いバランスで香水が香り立ち、他人が鼻で感じる不快なレベルが消滅、または軽減するのです。
消臭の原理
ご使用方法
介護に関わっているかたや医療関係のかた

介護・医療関係の方は身体からのニオイではなく、生活空間・職場空間のニオイが髪の毛や衣服に
付くことが多いです。
通常のフレグランスのように「お肌」や「髪の毛」、「衣服」にスプレーしてください。
瞬時に排泄臭を取り込んでさわやかに香ります。
スプレー場所は下記の「フレグランスをつける場所」も参照してください。
オーデコロンをお勧めします。


強い体臭でお悩みのかた

お肌に広範囲に直接すり込んでください。ニオイの発する場所が判明している場合はその場所と、
その場所の少し上を重点的に塗布してください。「お肌」の他に、「衣服」にも付けてください。
香水(パフューム)をお勧めします。

IBS(過敏性腸症候群)ガス型のかた

下半身(特にお尻周辺や腰周り)の「お肌」や「衣服」に付けてください。お手持ちのショーツやブリーフのお尻部分に直接スプレーしてください。
生理用ナプキンやハンドタオルに塗布したものをパンツの中に装着すると効果的です。
症状の重いかたは「お肌」と「パンツ内」に多めに付け、「外側の衣服」にも軽くスプレーするのが効果的です。
香水(パフューム)をお勧めするほか、便臭・ガス臭の消臭に特化した無臭消臭液トランスウォーターとの併用が抜群の消臭能力を発揮します。


人工肛門でストーマーをお使いのかた

「パウチの袋の外側」や「腹帯、腹巻」にお付けください。またパウチ周辺のお肌や、パウチ周辺(特にパウチの上側の部分)の
「外側の衣服」にも付けてください。
オーデコロンをお勧めするほか、便臭・ガス臭の消臭に特化した無臭消臭液トランスウォーターとの併用が抜群の消臭能力を発揮します。

IBS(過敏性腸症候群)下痢型のかた、潰瘍性大腸炎やクローン病のかた、LGS(リーキーガット症候群)のかた

下半身(特にお尻周辺や腰周り)の「お肌」や「衣服」に付けてください。
お手持ちのショーツやブリーフのお尻部分に直接スプレーしてください。
オーデコロンをお勧めするほか、便臭・ガス臭の消臭に特化した無臭消臭液トランスウォーターとの併用が抜群の消臭能力を発揮します。


香水の一般知識
香水の揮発
香水は下から上へ香り立ちます。また温度が高い方が揮発しやすいです。 (揮発しやすいということ=強く香る)血管が表面に近い首筋、足の付け根、膝(ひざ)や肘(ひじ)、 手首の内側場所に付けると体温が高いため早くに揮発します。
香水の香りの変化
香水は肌につけてから揮発し香る過程で、香りやすい成分から順々に 飛び出していきます。その結果、時間とともに香りはどんどん変化していきます。
最初に華やかに香るのがトップノートです。激しく揮発するので華やかで印象的な香りですが、 これは打ち上げ花火と同じで持ちません。すぐに衰えます。
5〜10分後くらいにはしっかりした落ち着いた香りが訪れます。おそらく香水の香りの一番の ボディに当たる部分がこれだと思います。これがミドルノートです。
しかしこの香りも時間とともに穏やかに衰え、最後は余韻を残すかのような香りが訪れます。これはラストノートと呼ばれます。
一般的に下記のように3段階で香水の香り立ちの変化を表現します。

■トップノート : 〜5分程度。香水の第一印象
■ミドルノート : 〜4時間程度。香水のボディ
■ラストノート : 〜12時間程度。香水の余韻

香水をつける場合、香水をつけるタイミングは人に会う前の20分くらい前がよいでしょう。
ミドルノートが本格的に立ち上がり香りが元気だからです。『ダブルコンフィー』は、このミドルノートで効果を発揮します。
付けてから20〜30分ほどして香水が体温で温められ、身体のにおいと混ざるのが理想です。 その後、数時間は効果を発揮します。

フレグランスをつける場所
膝(ひざ)の裏、太ももの内側、足のくるぶし、お腹や腰や背中、髪の毛(セミロングヘアの毛先)などに 直接つけるかスプレーで吹き付けます。
お腹や腰や背中は通常服に覆われていますので、柔らかく香ります。足は歩くたびに、髪は揺れるたびに香ります。
首や耳の裏、鼻周辺、脇の下はやめましょう。 ハンカチやティッシュ、小さなマスコットにつけても良いです。

お勧めはスカートやズボンです。スカートの裾裏や内側に香水をつけると揺れるたびにほのかに香ります。
同様にスーツの内ポケットやズボンの裏地などもOKです。 さらに肌着は肌の体温でほのかに香りたちます。
ただし、香水によっては色が付いてしまいますので、ご注意ください。
肌着は洗濯が簡単なのでいろいろな香りを試せるというメリットもあります。
フレグランスのつけ方
一般にパフュームは点で、オーデコロンは面でつけます。その中間のトワレやオーデパルファンは線でつけてください。
パフュームを指先で数滴つけたり、掌で塗り込むようにする方法もあります。
オーデコロンなら、10センチくらい離してスプレーしてください。
空間にスプレーして花火のように降り注ぐ粒子の下に入る方法もあります。この方式だと、優しい香り立ちになりますが持続時間が短いです。
香水の保存方法
香水はデリケートな液体です。
使用したらきっちりフタ(またはスポイトかスプレーヘッド)をして直射日光の当たらない冷たいところ(冷暗所)に保管してください。